現役復帰の世界のTK・高坂剛の経歴

 今年の年末に久々の格闘技イベントがテレビ放送されます。あの「PRIDE」の流れを汲む「RIZIN」。元霊長類最強と呼ばれたエメリヤーエンコ・ヒョードルの復帰戦や、桜庭×青木戦、12年ぶりの再戦が話題になっている曙×ボブ・サップ等々、個人的には賛否両論ながら、久々の格闘技中継を楽しみにしているのですが、この大会で現役復帰をする日本人選手がいます。
 それが世界のTKこと高坂剛選手。45歳になった今、突然の復帰となり、少々驚いている感じです。相手は試合直後から猛突進して、良くも悪くも激しい試合をするジェームス・トンプソン。45歳の復帰戦を考えると、ちょっとやりずらい相手であるのは間違いありません。もう少し、試合感覚を取り戻すためにも、最初はじっくりと試合運びを行う相手が復帰戦の相手としては好都合だったと思うのですが、下手すりゃ、開始直後に猛攻を受けて何もできずに終了って事もありえるかもしれません。

 高坂選手が復帰を決めたのは、今年注目を浴びたラグビー日本代表から影響を受けて。というのも、高坂選手は、このラグビー日本代表のスポットコーチとして選手たちにタックルを教えており、日本代表の躍進の影の立役者の一人だったわけです。コーチとして技術を教える一方で、彼から熱い挑戦への気持ちを与えられたというわけ。
 
 高坂選手はもちろん、現役時代は日本の格闘技を代表する選手でありました。戦績は39試合22勝16敗。2004年には初代スーパーヘビー級キング・オブ・パンクラス王座を獲得。リングス時代には、あのヒョードルにも勝利。初期のUFCにも参戦し、初期の名選手キモやバス・ルッテンなどとの名勝負を残しております。引退試合となったマーク・ハント戦では、結果はTKOでの敗退となりましたが、あのハントと立ち技での真っ向勝負を行い、魂の打ち合いを見せてくれました。
 現役引退後は、ジムで選手の育成を行っているのはもちろん、「HEROS」などのビックイベントでは的確な解説を行い、顔はごつくてイメージとは違いますが緻密な理論からなる技術論を披露してくれておりました。そして、前述したようにラグビー日本代表のスポットコーチとして関わり、NHKの大河ドラマ「天地人」では直江兼続に仕える武装した山伏による戦闘集団「カラス組」首領の一志太夫の役として出演するなどマルチな活躍行ってきました。
 中でも、格闘技の指導者としても活躍しており、モーリス・スミス、フランク・シャムロック、吉田秀彦を指導しており、これらの偉大なる選手たちの影には高坂剛ありといったところでしょうか。

 そんな高坂剛選手の現役復帰戦は、何だかんだ言って注目のカードであるのは間違いない。復帰戦で勝利するにしても、敗北するにしても、この復帰戦後にどのようなビジョンがあるのかは分かりませんが、とにかく、日本格闘技史の新たなる時代の幕開けになるような、激しい試合を見せてもらえればなと思いますね。

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